オーガニック野菜は身体にも環境にもやさしい

その時期にもっともおいしい「旬の野菜」をお届け!【坂ノ途中】

坂の途中は、オーガニックの野菜。つまり化学合成農薬や化学肥料を使わない野菜を主に扱っている会社さんです。

こちらの会社の大きな特徴は、生産している農家さんの9割近くが新規で農業をはじめられた方である点です。新しく農業をはじめる生産者の方は、規模が小さくあまり流通にのらないことが多いですが、熱心に勉強している方がおおく、環境に負荷をかけない美味しい野菜をつくることに励んでいます。未来につながる農家さんが手間をかけて大事に育てた、人の身体にも地球の環境にもやさしい野菜です。

坂ノ途中:お野菜・定期宅配


環境にも優しいという点について、疑問におもったことはありますか? 坂の途中さんのブログ(元はインスタ投稿みたいです)には、代表の小野さんが「有機だとなぜ環境負荷が少ないの?」という質問に答えていらっしゃいました。

下記に私なりにまとめましたが、社長さんが環境負荷と新規にはじめた農家さんの暮らしを広げていきたいという思いは、応援したくなりますね。品質にも安心できる気がします。

初回限定:お野菜お試しセット【坂ノ途中】

オーガニックの有機野菜はなぜ環境へ優しいのか

化学肥料はエネルギーをたくさん必要とします

有機農業は、農薬や化学肥料を使わず、地域の資源や自然の循環を有効活用した持続可能な農業を目指すことを大きな方針としています。

そもそも、化学肥料とは何でしょうか。
植物の主なえさは窒素で、次にリン、カリウムと続きます。その次にリン、カリウムと続きます。窒素はどこにでもあります。空気の約8割が窒素です。


しかし、植物は空気中の窒素をそのまま吸収することはできません。化学肥料を使えば、空気中の窒素を圧力で固定することができます。この化学肥料が登場して以来、農産物(植物)の生産は飛躍的に楽になりました。しかし、化学肥料は固定化する過程で大量の天然ガスが使用されます。エネルギー使用量やCO2排出量の削減を語るとき、これらはできれば減らしたいものです。

リンとカリは鉱業資源に由来し、日本のリンとカリ鉱石の自給率は0%です。リンとカリの鉱石は、それぞれ中国とカナダが主な供給源で、偏在しています。日本ではリンもカリ鉱石も入手できないため、化学肥料に頼らなければ農業生産ができず、持続可能性の観点からはかなり危険なことになってしまいます。これは現代農業の一般的な問題点です。

オーガニック有機農業は、化学肥料に頼らないけど環境負荷がないわけじゃない

有機農業ではそういったものに頼らないので、エネルギー消費や地域資源循環の観点からは良いと言われています。しかし、有機農業は地元産のものばかりではありません。多くのものは遠くから輸入されています。

例えば、土壌改良剤のpHを調整するために使われるピートモス。原料は確かに水ゴケですから、天然資源に由来しています。しかし、水ゴケはシベリアや北海道などの寒冷地の湿地を開墾して採取されるため、生態系を破壊するという点ではかなり大きなインパクトがあるのです。

本来、湿地は生物多様性の宝庫ですが、その生物多様性を破壊することで生まれる農業資材もあるので、有機農業は必ずしも持続可能とは言えません。

もう一つのポイントは、エネルギーをどれだけ使うかです。わかりやすい例では、ビニールハウスの加熱が挙げられます。例えば、温室で栽培されるオレンジやマンゴーは、かなりの加温が必要です。
ミニトマトやキュウリも冬場に栽培すると重油を使います(栽培地などによって使用量は大きく異なりますが)。

農薬を使う使わない、オーガニックかどうかに関係なく、CO2は発生するのです。これもまた、オーガニック=サステナブルではないことの一例です。

オーガニック有機野菜が身体にも環境にもやさしい

丁寧に育てられたオーガニック有機野菜を食べることは、農家さんや地球の恵みに感謝ですね。