野菜の種類によって、冷蔵保存が向いている野菜と常温保存が向いている野菜がありますが、冷蔵庫に入れたくても、家族が多いと料理に使う野菜も沢山購入する必要があり、冷蔵庫に入りきらずに困ってしまうことがあります。
ここでは、常温保存できる野菜と、できない野菜についてお伝えします!
合わせて、具体的な常温保存の方法もご紹介するので、参考にしてくださいね。
目次
常温保存できる野菜はこれ!
常温とは20℃くらいまでです。
また、常温でも湿度が高い場所はよくありません。
風通しの良い冷暗所で保存します。
例えば、マンションなどでもっともおすすめの場所は玄関です。
■玉ねぎやジャガイモなど、土の中で育つ野菜
土の中で育つ野菜はもともと常温保存に向いています。
・たまねぎ
玉ねぎは、常温でも冷蔵でも大丈夫です。
玉ねぎは吊るして干すことや麻袋に入れて冷暗所で保存すると良いそうです。
ただし、新玉ねぎは冷蔵の方がおすすめです!
・じゃがいも
寒さに弱い為ため、冷暗所で常温保存がおすすめです。
・ごぼう
泥付きのまま、冷暗所で常温保存しましょう。
・かぼちゃ
丸ごとのまま、冷暗所で常温保存すると3ヶ月持ちます。
大根やにんじん、ごぼう、長ネギ、サトイモなどの土の中で育つ野菜は、一般的に、常温で保存することが適している野菜です。
土がついた状態のまま、新聞紙に包むようにして保存すると、畑で育つときと同じような環境になるので、さらに長持ちします。
じゃがいもや玉ねぎは、冷蔵庫に入れてしまうと低温障害を起こして、品質が低下してしまいます。
また、じゃがいもも、玉ねぎも、乾燥した環境を好むので、常温で風通しの良いところに保存すると、2~3ヶ月の長期保存が可能です。
■葉物野菜
葉物野菜は、暑さにあまり強くありませんが、常温でも長持ちする保存方法をご紹介します!
・白菜
新聞紙にくるみ、冷暗所で保存します。
・小松菜、ほうれん草
野菜についている土や汚れを落としたら、野菜がまるごと入る透明のビニール袋に入れます。
そのビニール袋いっぱいに水を入れ、下の部分を少しはさみで切って水を抜きます。
袋の上を結び、水で床が濡れないように、更にビニールか桶にいれて保存します。
・キャベツ
芯を包丁でくり抜き、その中に濡れたキッチンペーパーを詰めます。
外側の葉は捨てず、キャベツを使って残ったものをその葉で上下同じように包みます。
芯の部分を下にしてビニール袋の入れ口を結び、常温保存します。
・レタス
芯を上に向けて、両手の親指で押し出し、芯を外します。
葉のかたまりを崩さないよう、水の中につけます。
軽く水切りして、芯に濡れたキッチンペーパーを詰めます。
芯を下にしてビニール袋の入れ口を結び、保存します。
■かぼちゃなど、皮の分厚い野菜
かぼちゃなどの皮が厚い野菜は、水分が蒸発しにくいので、丸のままであれば、常温で3ヶ月くらい保存することができます。
包丁を入れて切り分けたら、切り口が乾燥しないように、ラップで包んで、冷蔵庫に保存したほうがいいでしょう。
■トマトやキュウリなどの夏野菜
トマトやキュウリ、ナスなどの夏野菜は、常温で保存するほうが、野菜のうまみが損なわれにくいので、冷蔵保存は向きません。
しかし、トマトやキュウリは、常温では傷みやすく、鮮度が保たれるわけではありません。
すぐに食べない場合は、冷蔵庫の野菜室に入れておいたほうがいいでしょう。
常温で長持ちしない野菜は、これ!
野菜は、種類によって、それぞれに適切な保存方法があります。
なんでも冷蔵庫の野菜室に入れてしまえばいいというわけではありません。
今回は、常温保存で長持ちしない野菜を確認していきましょう。
葉物野菜は、常温保存ではしおれやすい
ほうれん草、小松菜、春菊などの葉物野菜は、葉の部分から水分が蒸発しやすく、常温保存では、すぐにしおれてしまいます。
これらの葉物野菜は、すぐに食べない場合は、冷蔵庫に保存して、鮮度が落ちないようにしましょう。
キャベツやレタスも、外側の葉に包まれたものは、水分蒸発が抑えられますので、冬場であれば、丸のままで常温保存しても日持ちします。
しかし、夏場の気温が高い時には、冷蔵庫に入れたほうが安心です。
きのこ類、もやしも、常温保存では長持ちしない
しいたけやシメジなどのきのこ類は、常温保存は向きません。
また、水気を嫌うので、湿気がこもらないようにして冷蔵庫に入れると、保存期間は長くなります。
もやしも、鮮度が落ちやすい野菜です。
常温保存では、すぐに、ぬめりが出てきたり、異臭を発生することもありますので、必ず冷蔵庫に保存するようにしましょう。
カット野菜も全て冷蔵庫へ
根菜類や皮の硬い野菜であっても、カットした野菜は、雑菌が繁殖しやすくなっていますので、常温保存は向きません。
必ず、密封してから、冷蔵庫に保存し、早めに使い切るようにしましょう。
野菜は、丸のままなら、常温でも保存が可能で、長持ちするものがたくさんあります。
常温保存で常備できる野菜と、新鮮な野菜を上手に組み合わせて、健康的に、効率良く、毎日の食卓を整えることができるといいですね。