無農薬野菜の最大の特徴は、名前の通り農薬を使わないところ。
でも、どうしても無農薬野菜と言えば、「虫がついてる」イメージがありませんか?
この記事では、
- 無農薬野菜で虫がついてるのは、仕方がないことなのか
- 虫がついてても、野菜は食べられる?
- どうやって、虫を取り除くのか
について、ご紹介しますね!
無農薬野菜で虫がついてるのは、仕方がないこと?
無農薬野菜とは、その名の通り農薬を使わずに育てた野菜のことです。
安全で体には良いですが、一方で虫がたくさんついているんじゃないかというイメージを持っている人も多いと思います。
でも実は無農薬野菜だからといって、必ずしも虫がたくさんついているとは限らないんです。
出荷する前にしっかりチェックするから、虫がほとんどいない!
無農薬野菜を宅配する業者では、お客さんに配達する前の野菜に虫がいないかチェックしているところもあるそうです。
キャベツやブロッコリーなど、野菜の種類によってはどうしても虫がつきやすいものがあるため、一つ一つ葉の裏まで調べて、虫を見つけたらすかさず取り除く、という根気のいる作業を経てから出荷しているんだそうです。
もちろん完璧に一匹残らずというのは難しいかもしれませんが、こうした手間をかけてから出荷することによって、無農薬でも虫がいない野菜を届けることが可能になっているのです。
もちろん全ての業者が出荷前にこうした作業をしているわけではありませんから、同じ無農薬野菜でも虫がたくさんついたまま販売されているものもあります。
特に、農家が収穫したての野菜を売る直売所のようなところだと、農家さんは野菜を1つ1つくまなくチェックするほど時間に余裕はありませんから、虫がそのままついている可能性は高いかもしれませんね。
それに無農薬でも、虫がつかないように育てることができる?!
農薬を使わず、しかも虫をつけないように野菜を育てるなんて、なんだか夢のような話に聞こえますよね。
確かに素人が家庭菜園で育てた無農薬野菜だと、虫がたくさんついていたり、虫食いの跡やフンやついていたりして、見た目も良くありません。
しかし、長年の経験ときちんとした技術を持ったプロの農家さんが育てた無農薬野菜だと、虫がほとんど付いていないだけでなく、見た目も農薬を使った野菜と同じくらいきれいなんです。
なぜそんなことが可能なのかというと、手間をかけるだけでなく、農業の知識をフル活用しているからです。
まず虫を見つけたら手で取り除くのが基本ですが、自然の力もうまく利用します。
もし虫が増えたとしても、それを食べるためにカマキリやてんとう虫など天敵も増えるため、それらの昆虫たちが虫を退治してくれるんだそうです。
また農薬を使うかわりに自然のものを使って虫除けをしているそうです。
例えばナスにアブラムシが発生したときには、 牛乳を散布すると、アブラムシを撃退することができます。
他にも酢や焼酎、トウガラシなど、それぞれの農家さん独自の手法で虫除けを行っているそうです。
牛乳や酢ならどこの家庭にもありますから、ベランダ菜園でも真似できそうですよね。
それに野菜が美味しく育てば、意外と虫もつかない?!
虫がついている野菜は農薬を使っていない証だから安全というイメージを持っている人が多いと思います。
でも野菜の生命力が強くなれば、虫もつきにくくなるという意見もあるんです。
確かに野菜には本来、虫を寄せ付けないようにするための力が備わっています。
具体的には苦みや辛みといった成分で、虫はこれらが苦手なんです。
栄養豊富な土壌で、野菜がのびのびと育つ環境が整っていれば、野菜が本来持っている生命力はどんどん強くなります。
つまり味が濃くなって、虫を寄せ付けないようになるんです。
裏を返せば生命力が弱い野菜ほど虫がつきやすいということになって、虫がついているから安全な野菜とは必ずしもいい切れないそうなんです。
農薬を使うということは、野菜本来の力を甘やかしているようなものなんでしょうね。
生命力が強い野菜は、見た目も美しくイキイキとしていて味も美味しいそうですよ。
どうせ食べるなら、生命力が強い野菜を食べたいですよね。
虫が心配な人は買う前に聞いてみましょう!
虫が嫌いの人にとって虫がついている野菜は、見ただけで食欲が失せてしまいますよね。
中には野菜ごと捨ててしまいたくなる人もいると思います。
無農薬野菜は、育て方や収穫した後のチェックの仕方によって、虫がついているかどうかが大きな差が出ます。
普通の野菜と比べると値段が高いですし、せっかくなら美味しく頂きたいですよね。
野菜を買う前に虫がついているかどうか、どんな育て方をしているのかなど、業者さんや農家さんに聞いてみると安心ですよ。
そこまでするなら、無農薬野菜も嫌だなぁ…という場合
最近は、農薬を落とせるスプレーも出ていますよ!
無農薬野菜が普通の野菜と比べて2倍近くする一方で、このスプレーは何と一食あたり9円で使えます。
「無農薬野菜は虫がなぁ…」
「値段も高いしなぁ」
そう思われるなら、使ってみてください(⌒∇⌒)
ちなみにこの”ベジセーフ”というスプレーは、農薬以外にも
- サルモネラ菌、大腸菌などのウイルスや食中毒菌も30秒で死滅出来る
- 放射性物質を除去できる
- 99.9%純粋原料だから安全、口に入っても赤ちゃんに触れても大丈夫
- 水洗いと違って、野菜の栄養を落とさない
- 野菜が長持ちする
という特徴もあります。
今は発売記念もあってか、全額返金保証&送料無料キャンペーン中です!
よかったら試してみてくださいね~。
それでも、もし虫がついていたら…
ここから先は、もし虫がついていた場合の話をしますね!
めったにないことですけど、念のため知っておきましょう!
そもそも、野菜に虫がついてても食べられる?
キャベツの葉をめくったらニュルっとした青虫が登場!なんてことがあったら、誰だって思わずギョッとしてしまいますね。
葉っぱが虫食いの穴だらけになっていたり、虫が出したフンにまみれていたりすると、虫が苦手な人にしてみたら、到底食べる気はしないでしょう。
さらに調理をする時、中から虫が出てくるかもしれないなんて考えたら、その時点で野菜ごと全部捨ててしまいたくなるかもしれません。
そのお気持ちは十分わかります。
でも、捨てるのはちょっと待って下さい。
野菜に虫がついていても、野菜自体に問題はありません!
葉っぱに虫食いの跡があっても、野菜自体は問題なく食べることができます。
ちょっとだけ人間が食べる部分が減ってしまっているかもしれませんが、野菜の品質が悪くなることはありません。
虫がいたり、フンがあったら気持ち悪いのは確かですが、きちんと洗い流してから食べればいいんです。
もし葉っぱの色が変わっていたら、そこだけ取り除いて食べればいいんです。
…まぁ、普段きれいな野菜を見ていると、食べたくなくなる気持ちもわかりますけどね(^▽^)
でも農薬まみれの野菜を食べるよりは、100倍いいですよ!
野菜と一緒に虫を食べてしまった!体に害はないの?
これはあんまり想像したくないことですけど、パニックになっている人向けに書きます。
基本的には十分加熱をすれば、虫を食べたとしてもお腹を壊したり心配はありません。
ただし生で食べてしまうと、体に害を及ぼすこともあります。
ほとんどの虫は胃酸で死滅しますが、体の中で生き続けることができる寄生虫には注意をしなければいけません。
寄生虫は肉や魚に多いイメージがありますが、野菜にもいます。
野菜にいる寄生虫で代表的なのが、回虫です。
回虫は野菜に卵を産み付けるので、それを人間が食べる事によって体内に入り込むんです。
食べられた卵は体の中で成長していき、小腸で幼虫になります。
その後、静脈の中を通って全身を巡りながらどんどん大きくなり、成虫になると20センチから30センチくらいの長さまで大きくなり、白いミミズのような形になります(;゚Д゚)
そして成虫になると再び小腸に寄生して、卵を産んで体の中で生き続けるんです。
考えただけで恐ろしいですよね。
回虫による症状はほとんどありませんが、たまに腹痛や下痢などを引き起こします。
回虫に感染するのを防ぐには、野菜についた卵を徹底的に落とすことが大切です。
野菜を流水でよく洗ったり、しっかり加熱すると良いでしょう。
また卵が手についてしまう可能性もあるため、食事の前にちゃんと手洗いをするのも重要なポイントです。
冷凍野菜にも虫がついている?!
生で売られている野菜だけでなく、冷凍野菜にも虫がついていることがあるんです。
特に海外から輸入された冷凍野菜に関しては、検品をしても全ての虫を見つけることが難しく、野菜の中に幼虫や卵が混ざっていることもあるようです。
冷凍野菜は食べやすい大きさにカットされているので、袋から開けてそのまま調理する人も多いと思います。
虫自体は冷凍している時点ですでに死滅しているので、食べても基本的に害はありませんが、念のため流水で洗ってから調理すると良いでしょう。
さて、どうやって虫を処理して、野菜をたべよう?
それでは最後に、具体的にどうやって虫を取り除いて、野菜を洗えばいいのかをご紹介しますね!
せっかくの新鮮で甘い無農薬野菜、美味しく食べましょう。
厚手の手袋か割り箸でつかむ!
買ってきた野菜に青虫やナメクジがついていたら、虫が嫌いな人じゃなくてもいや~な気持ちになりますよね。
見た目はもちろんですが、なんといってもあのプニュっとした感触に鳥肌が立つ人も多いのではないでしょうか。
素手でうっかり触ってしまったら、もう気持ち悪すぎてパニックになっちゃいますよね。
ですから野菜を洗う時には、できるだけ厚手の手袋をつけるのがオススメです。
薄手だと虫の感触が手に伝わってしまいますが、厚手のゴム手袋なら直接触っている感じがしにくいはずです。
ただし、あまり小さい虫だとうまくつかむことが出来ないので、そんな時は使い捨ての割りばしが便利です。
割りばしだと直接手を使わないですし、はしで掴んだままゴミ箱に捨ててしまえばいいので後始末も簡単ですよ。
なるべく見ないようにしながら流水でひたすら洗う!
虫を触るどころか見るのもイヤという人も多いですよね。
そんな方は手袋をつけて、水を流しながら野菜をジャブジャブ洗ってみましょう。
ちょっと水がもったいない気がしますが、時間をかけて勢いよく水を出しながらしっかりと洗うのが効果的ですよ。
じっくり見ると流れ出してきた虫と目があってしまうかもしれませんから、薄目にしてなるべく見ないようにしましょうね。
野菜をジャブジャブ揺らし、根元や葉の間に水を勢いよくかけて洗えば、たいていの虫は流れていくはずです。
ただし、ここで安心してはいけません。
生ゴミのストレーナーをそのままにしてしまうと、生き残った虫がよじ登ってくる可能性があります。
野菜を洗い終わったら、生ゴミはすぐに袋の中に入れてぎゅっと縛って捨てましょうね。
重曹を入れた水に浸けてから洗う!
大きめの鍋やボウルにたっぷりと水を張ったら、小さじ1~2杯の重曹を溶かします。
重曹は掃除用のじゃなく、必ず食用を使いましょうね。
そこに野菜を浸けて、30秒から1分程度放置します。
それ以上時間が長くなると、野菜の栄養素が溶け出してしまうので、時間は短めがポイントですよ。
目安は、ブロッコリーやニンジンなど塊のものは1分くらいで、葉物野菜などは30秒くらいがオススメです。
あとはジャブジャブ揺らしながら流水で洗ってから、先ほどと同じように生ゴミを密閉して捨てれば完了です。
重曹は洗浄効果が高いので、虫だけでなく、なんと野菜についている農薬まで落ちるそうですよ!
これはぜひ一度試してみる価値がありますね!
お湯で洗って虫を撃退!しかも野菜の新鮮さまでよみがえる!
野菜の種類によっては、虫が落ちにくいこともあります。
特にブロッコリーにはアブラムシがつきやすいですが、ブロッコリーのでこぼこして入り組んだ所に小さいアブラムシが引っかかりやすいので、水で洗っただけではなかなか取れにくいんですよね。
だからって一つ一つアブラムシをつまんで取るワケにもいかないですしね。
こんな時はお湯で洗うのが効果的ですよ。
しかもお湯の温度は50度前後が最適です。
50度で全ての虫が死滅するわけではありませんが、熱によって虫の動きが鈍くなるので野菜から離れやすくなるんです。
しかも50度で洗うと虫が落ちやすくなるだけでなく、野菜の新鮮さがよみがえり、まるで収穫したてのシャキシャキになるそうです。
それ以上お湯の温度が高いと野菜が茹だってしまいますし、温度が低いと効果が薄れますので、温度計で測ってやってみてくださいね。
おわりに
せっかくの無農薬野菜、できるだけいい気持で食べましょうね(^▽^)