スーパーで野菜を買う時に国産と外国産が並んでいたら、どっちを買ったらいいのか迷うことってありますよね。
なんとなく国産の方が安全というイメージはありますが、たいてい国産の方が値段が高いです。
外国産の野菜って値段が安くて魅力的ですが、実際安全なの?と気になっている人が多いと思います。
スーパーで売られている外国産の野菜で多いのは中国やアメリカ、韓国などですが、それぞれの国の野菜には一体どんな特徴があるんでしょうか?
目次
中国産の野菜の特徴は?食べたら体に悪いの?
中国産の野菜は、なんといっても値段の安さが最大の魅力です。
しかし、中国産の冷凍ほうれん草や枝豆などの野菜から基準値をはるかに超える残留農薬が検出され、輸入が停止される事態になりました。
それから日本の消費者の間では「中国産の食品は危ない」というイメージが強くなりましたよね。
とはいえ、今でも日本は中国からの輸入食品にかなり依存していて、中国産の野菜も多く出回っているんです。
天候不順などで国産野菜が品薄になったり、値段が高騰してしまうと、つい値段が安い中国産野菜に頼りたくなるという人も多いですよね。
そもそも中国産の野菜の何が心配なのかというと、残留農薬の濃度が高いことはもちろんですが、日本で禁止されている危険な農薬が使われている可能性がある点です。
ほかにも中国産野菜は、カビやウィルス、重金属などに汚染されている可能性もあるんです。
残留農薬の問題が発生してからは、中国国内でも地元の農家に対して農薬を安全に使用するように呼び掛けが行われるようになりましたが、あまり改善が見られないのが現状のようです。
なぜかというと、農家の人は「農薬を使わないと虫食いだらけになって野菜が売れなくなる」と考え「見た目がキレイな野菜を売った方がお金になる」と思い込んでいるようなんです。
野菜を生産する農家の意識が昔から変わっていないので、日本で流通している中国産の野菜は残留農薬などに汚染されている可能性が高いと思っておいた方がよさそうですね。
PM2.5が付着した野菜って大丈夫?
ここ数年中国の大気汚染が深刻化していて、ニュースなどでたびたび取り上げられるようになったのがPM2.5です。
PM2.5とは、大気中に浮遊する微粒子のことで、粒子の大きさが2.5μm(マイクロメートル)以下の非常に小さな粒子です。
どんな成分が含まれているのかというと、炭素成分や硝酸塩、硫酸塩、ケイ素、アルミニウムなどです。
工場や車、家庭などから排出された煙や化学物質が、大気中で光やオゾンと反応することによってPM2.5が作られます。
PM2.5が野菜に付着してしまうと、うまく光合成できなくなって葉が変色するなど、生育に悪影響が出る可能性があります。
また粒子が細かいため一度付着すると、なかなか取れません。
PM2.5を体内に取り込むと、ぜんそくや気管支炎などを引き起こしたり、発がん性物質を含んでいる可能性もあるため、とても危険なんです。
もしPM2.5が野菜に付着してしまったら、いつも以上にしっかりと洗い流すことが大切です。
後で、化学物質を流せるスプレーもご紹介しますね。
韓国産の野菜の特徴は?食べても安全なの?
韓国から輸入される野菜の中でもパプリカは、日本で流通している中で7割以上のシェアを誇っています。
韓国産のパプリカは国産と比べても、肉厚で大きくみずみずしく、味も申し分ありません。
そして値段が安いのもうれしいところです。
ただし韓国産の野菜についても、やはり気になるのが残留農薬です。
韓国は農薬使用量が世界一と言われるほどの農薬大国なんです。
韓国産のキムチに寄生虫が混入して問題になったことがありましたが、寄生虫だけでなく残留農薬も注意した方がいいんです。
また表示が韓国産になっていても、北朝鮮から韓国に輸入されたものが日本に入ってきている可能性もあるそうですよ。
アメリカ産の野菜の特徴は?安全性は問題ない?
アメリカ産の野菜についても農薬はもちろん心配ですが、遺伝子組み換えの作物かどうかも気になるポイントです。
アメリカは世界一遺伝子組み換えの作物を栽培している国なんです。
遺伝子組み換えとは、植物の遺伝子を操作することによって、本来持っていない性質の新しい品種を作ることです。
台風や干ばつなどで作物がとれなくなると、食糧危機になる可能性がありますよね。
それを防ぐために、例えば害虫に強いジャガイモや除草剤の影響を受けない大豆などといった、収穫が見込める品種を生み出すのです。
遺伝子組み換えにはこうしたメリットがある一方で、人間が食べても安全なのかどうかがまだよく分かっていません。
むしろ遺伝子組み換えの作物を食べることによって健康を害したり、命を落としてしまう可能性だってあるんです。
しかし日本にも、大豆やとうもろこし、じゃがいもなどの遺伝子組み換え作物が輸入されています。
遺伝子組み換え作物が使用されている場合は必ず表示する義務がありますが、もしかしたら気がつかないうちに食べてしまっているかもしれませんよね。
アメリカ産の食品を手にした時は、遺伝子組み換え作物が使われているかどうかをしっかりとチェックした方が安心ですよ。
やっぱり国産野菜が安全なの?
実は日本の農薬使用量は、韓国に次いで世界で2番目に多いんです。
そのため、国産野菜も危険だという見方をする人もいます。
ただし、日本では農薬の使い方や量などに厳しい基準があります。
決められた通りに使っていれば、残留農薬が基準値を超えることはないんだそうです。
そして残留農薬の検査は畑ごとに行われていて、基準値を越えた場合はその畑の作物を市場に出すことはできなくなるそうです。
つまりスーパーなどで売られている野菜に関しては、厳しい基準をクリアしているものしか並びませんので、基本的には安全と考えて問題ないと思います。
むしろ農家が庭先で売っている野菜の方が、どのくらい農薬を使ったかをきちんと調べられていないので、安全とは言い切れないんです。
一方で、日本の農薬にもこんな危険性がある
とはいうものの、検査の基準はあくまで日本国内で設定されたものです。
そして世界と比べてみると、実は
- ヨーロッパでは禁止されている農薬が使われていたり
- 残留農薬の基準が緩く、例えば台湾より200倍も緩く
- そのおかげで、輸入してくれない国もある
と言うのが実際です。
そしてヨーロッパで禁止されている農薬は、
- 地下鉄サリン事件で使われた”サリン”と同じ、有機リン化合物だったり、
- 妊娠中絶薬の成分でもある「燐酸トリオルトクレジル」というものが含まれていたり、
- 農薬を使った地域が、リノパ腺のガンが増えたという調査結果もあったり、
- ネズミに使用した時は、奇形児が生まれやすくなったという調査もあったり、
します。
この辺りは何とも言えないので、日本を信じられるかどうかですよね(;’∀’)
個人的には、アスベストの時みたいに、あとから「実は影響があって、たくさん人が死んでました。ピークは2020年~2040年になると思います」なんて言われるのが怖いです。
なので…。
1回9円の農薬を落とすスプレーを使ってます
私は国産の野菜の農薬も(もしかすると…)と思ってますし、中国産の野菜を買うこともあります。
なので私は、このベジセーフと言うスプレーを使っています(⌒∇⌒)
1食あたり9円と安いですし、今週は全額返金保証キャンペーンもやっているので、せっかくですしご紹介しました。
ちなみにベジセーフは、農薬以外にも
- サルモネラ菌、大腸菌などのウイルスや食中毒菌も30秒で死滅出来る
- 放射性物質を除去できる
- 水洗いと違って、野菜の栄養を落とさない
- 野菜が長持ちする
- 99.9%純粋原料だから安全
という特徴もあります。
目で見てわかるほどドロドロと流れ出るので、よかったら使ってみてくださいね。
オマケ:中国産のにんにくと国産のにんにくの違いって?どちらを買うべき?
多い質問みたいなので、ご紹介しますね。
まず値段がかなり違います。
国産のにんにくは1個で200円くらいするのに、中国産は3個入りで100円ほどと手頃な値段で買うことができます。
大きさを比べてみると中国産は比較的小ぶりですが、国産のにんにくは大きくて肉厚です。
香りについては、国産に比べると中国産のにんにくはあまり強くありません。
焼いてみると、中国産は溶けたようになり旨みもあまり感じられませんが、国産のにんにくはじゃがいものようにホクホクとした味わいになるなど、味も全く違います。
そして何よりも大きな違いは、安全性ですよね。
国産のにんにくは、買ってから常温で置いておくと数日後には腐ってしまいますが、中国産は何ヶ月放置してもなかなか腐らないんだそうです。
つまり、それだけ多くの防腐剤が使われているということですよね。
また、にんにくの場合農薬をあまり必要としないので、残留農薬についてはそれほど気にしなくても大丈夫ですが、問題は栽培する土壌や水が汚染されていることです。
中国では、有害な化学物質を含む工業排水が垂れ流され、地下水や土壌が汚れてしまっているんだそうです。
いくら値段が安いとしても、安全性や味などを総合的に考えると、やはり国産のにんにくを買うのがおススメです。
一般家庭では、大量のにんにくを使うこともあまりないので、もし短期間に使いきれないのであれば、冷凍保存も可能なんです。
また国産にんにくは高くて手が出ないという方は、自宅で育ててみてはいかがでしょうか。
収穫までの期間は10か月くらいかかりますが、それほど手間がかからないので、家庭菜園でも比較的簡単に栽培することができますよ。