食育には無農薬野菜や有機野菜が良い!⇒その理由は…

子供の今後の性格や生活に、実は大きく影響してしまうのが、「食育」です。
そしてその野菜の食育に、実は無農薬野菜や有機野菜が良いと、最近話題になっているんですね。

この記事で、詳しくご紹介します。
食育の時期のお子さんを持つ場合は、参考にしてくださいね。

そもそも食育って何?

食育とは、食べ物を通して生きる力を育てる教育のことです。
自分たちが普段食べている食品の安全性について学んだり、日本に古くから伝わる伝統の食文化や、日本の食料自給率がどうなっているかなど、食に関するすべてを学びます。

国が食育を熱心に推進するようになった背景には、食生活の乱れがあります。
共働き世帯が増えたことによって、一家揃って食事をする機会が減り、食事の内容もインスタント食品やファストフードに頼ることが多くなりました。

 

その影響から子どもがきちんとしたマナーを学ぶチャンスも減ってしまい、すぐにキレやすい子どもが増え、未成年の犯罪も深刻化しています。
食育を通して、食べ物が作られる仕組みや、栄養バランスの良い食品を選ぶことの大切さなどを学ぶことによって、子どもの心と体の健康を守ることができるんです。

野菜について学ぶとメリットがたくさん!

まず子どもは野菜が嫌いな場合が多いので、野菜を使って食育をすることは、とても効果的なんです。
野菜に関する知識を学ぶことによって、野菜を身近に感じられるようになるため、好き嫌いを克服できる可能性があるからです。

また、野菜を地産地消することの大切さを知ることで、地域経済の活性化や食料自給率の向上など、より大きな社会の問題にも目を向けるきっかけにもなるんです。
そのため小学校などで行われる食育の指導案の中にも、野菜が多く用いられているそうです。

無農薬野菜や有機野菜について学ぶとさらに効果的!

子どもたちが野菜の育つ過程を実際に見学する場合は、無農薬野菜や有機野菜の農家さんの方が効果的です
無農薬栽培や有機栽培の現場を見ると、どれだけ大変な手間をかけて野菜が育てられているのかを知ることができます。

そして畑の野菜を見れば、スーパーに並んでいる野菜が人工的なものだということに気づくことができるはずです。
例えば「自然に栽培すれば夏しか収穫できないトマトが、なぜスーパーには1年中並んでいるんだろう?」とか「畑の野菜は大きさがバラバラなのに、スーパーではどうして同じような大きさなんだろう?」といった疑問がわいてくるはずですよね。

 

そして学んでいくうちに、農薬を使う農家さんが悪いわけでなく、旬を無視して1年中同じ野菜を必要としたり、見た目がきれいな野菜しか買わない消費者側にも問題があると気づくことでしょう。
つまり農薬や化学肥料を使わず、自然に近い方法で野菜を栽培する仕組みを幼いうちに知っておけば、外見だけに左右されることなく、本物を見極める目を養うことができるようになるんです

もちろん食育は子どもだけでなく、大人になってからでも必要なことなんです。

野菜で食育って具体的にどんなことをしたらいいの?

幼稚園などでよく行われるのはサツマイモ掘りなどの収穫体験ですが、出来上がった野菜を見せるだけでなく、最初から野菜が育つ過程を見せる方が効果的です。
可能であれば自宅でも子どもに野菜を育てさせてみましょう。

毎日世話をして大切に育てることによって、普段当たり前のように食卓に上がる野菜が貴重なものだと知ることができます。
野菜を収穫したら、自分で料理をさせてみましょう

 

野菜を切って、中がどうなっているのかじっくり観察していると、野菜に対する興味がどんどんわいてくるはずです。
そして食べる時にも、栄養バランスを考えて、大事に感謝しながら食べることを教えてあげましょう。

食育というと学校で先生が教えるものというイメージを持つ人もいるかもしれませんが、普段から家庭でも行っていく必要があるんです