赤ちゃんが離乳食を食べてくれないのって本当に困りますよね。
食べたくないとプイッと顔を背けたり、口を固く閉じてしまったりして、ごはんを一口食べさせるだけでひと苦労だったりします。
しかもようやく口を開かせてごはんを入れたのに、ベーッと吐き出しちゃうことも多いですよね。
「こら〜」と怒ると赤ちゃんはケラケラと笑うばかりで、むしろ楽しくなってわざと食べては吐き出すのを何度も繰り返したりします。
吐き出したごはんで遊んでいるうちに最終的に飽きてしまい、ほとんど食べずに終わってしまったり…。
こんな風な食生活が毎日続いていたら「栄養は足りているのか?きちんと成長できるんだろうか?」と不安になってしまいますよね。
赤ちゃんが離乳食をなかなか食べてくれないのは、さまざまな理由があるんです。
目次
離乳食を食べない理由とは?
そもそも赤ちゃんの頃は、まだ食事のマナーが身についていませんから、ご飯と遊びの違いも良く分かっていません。
赤ちゃんは、ごはんを吐き出すことでお母さんが怒るのを見て楽しむという、ひとつの遊びとして考えているんです。
またせっかく楽しく遊んでいたのに、突然中断されて強制的にごはんを食べさせられるというのも、赤ちゃんからすれば面白くないものです。
離乳食の時期は、座って食べることにも慣れていないですし、まだ母乳やミルクを飲んでいると、食べ物にはあまり興味を示さない赤ちゃんも多いんです。
それに、赤ちゃんは殿様・お姫様だから…
また赤ちゃんは、好みがうるさく飽きっぽいという特徴もあります。
例えば、離乳食の固さや味が好みじゃないと…泣いちゃいます(笑)
離乳食の固さやはもちろん月齢にあわせたものを食べさせた方が良いですが、その子によって好みが違ったりするので、少し様子を見て変えてみても良いかもしれませんね。
また離乳食作りはバリエーションが難しく、ついつい毎日同じようなメニューになってしまうご家庭も多いと思います。
もちろん私もそうでした。
でも赤ちゃんは、毎日似たような食事や食器ばかりで飽きてしまうこともあるんだとか(;’∀’)
その結果、何となく食事が不満で食べない…。
本当に彼ら・彼女らは、家の殿様・お姫様ですね(⌒∇⌒)
ただし、一度口に入れて”嫌な顔をしながら”吐き出すなら、これが原因かも
ただし一方で、もし一度離乳食を口に入れて、
- なんだか苦そうな顔で吐き出したり
- そのあと泣き出してしまった
なんて場合は…野菜の農薬や化学物質などで苦味を感じているのかもしれません。
大人でも舌が敏感な人や化学物質過敏症の方は、例えばスーパーなどの普通の野菜は、舌がしびれて食べられない!なんて人も多いんですよ。
赤ちゃんも舌や鼻が敏感で、同じように感じているのかもしれません。
それを証拠に、”無農薬野菜なら食べるようになった”という声、本当に多いです(⌒∇⌒)
特に無農薬野菜は味が甘い傾向にあるので、甘いものしか食べない赤ちゃんが、野菜をパクパク食べるようになったという声は良く聞きます。
赤ちゃんに離乳食をきちんと食べさせるコツはある?
離乳食は栄養を補給するためだけでなく、食べる習慣をつけさせるという目的もあります。
ごはん中に遊んでしまうのであれば、テレビを消して食べ物に集中しやすいようにしてあげると良いでしょう。
上手に食べられたらオーバーなくらい褒めてあげて「ごはんは楽しい」という認識を植えつけた方が効果的ですよ。
離乳食を食べないから断乳した方が良いのでは?と悩むお母さんも多いと思いますが、食事から本格的に栄養を摂るのは幼児食になってからでも問題はないので、焦って断乳する必要はありません。
野菜嫌いにならないようにするには、まず色々な種類の野菜を食べさせて、好きな野菜を見つけてください。
好きな野菜が見つかったら、数日間続けて食べさせてみましょう。
自然と「離乳食は美味しいもの」という認識に変わり、他のものも食べるようになるはずです。
また家族が美味しそうにごはんを食べる様子を見せるのもオススメです。
黙々と食べるのではなく、楽しそうに会話しながら食べていると、そのうち興味を示して手を伸ばし始めますよ。
他にも保育園に通い始めたら、他の子どもから刺激を受けて食べるようになったというケースもあるようなので、環境を変えてみるのもいいかもしれませんね。
味付けを変えると、食べてくれるかも?
離乳食ってどのくらい味付けしたらいいのか、本当に悩ましいですよね。
味付けを濃くした方が食べてくれる可能性は高くなりますが、幼い頃から濃い味付けに慣れてしまうと、大人になってからの味覚に悪影響を及ぼします。
それに赤ちゃんの口の中には、味を感じる「味蕾」という感覚器官が大人よりもたくさんあるため、薄い味つけでもしっかり感じることができるんです。
だからこそ先ほどもご紹介したように、農薬などにも反応してしまうわけですが(;’∀’)
とはいえ、毎日同じような味付けだと赤ちゃんも飽きてしまうため、離乳食の中期以降は、少しずつ使用する調味料のレパートリーを増やしていっても大丈夫です。
ただし調味料の塩分に頼り過ぎるのではなく、食材そのものの旨みを利用して、味のバリエーションを出した方が良いでしょう。
かつおだしの香りと旨みをプラスするだけでも味わいは全く違いますし、色々な野菜や肉を一緒に煮込めば、塩分が少なくてもしっかり味のあるスープになります。
食欲がない時は酸味を効かせると効果的なので、トマトをごはんに混ぜてリゾット風にしてみるのもオススメです。
小さい頃にできるだけ色々な味に触れさせると好き嫌いも少なくなりますよ!
あとはやっぱり、一度は無農薬野菜の甘い味を体験してみてください(^▽^)
味付けを濃くしなくても甘いので、健康的にも調味料を使うより良いですから。