スーパーへ行くと、沢山の種類の野菜ジュースが売られています。
パッケージを見ると「1本で、〇gの食物繊維がとれる!」「この1本で1日に必要の野菜の栄養がとれる!」など、体に良いと思わせる言葉が大きく書かれていますよね。
野菜ジュースは手軽に飲むことができますので、1本飲めば栄養を十分にとれるのであれば、これほど楽なことはありません。
でも本当に、市販の野菜ジュースで栄養は十分に摂れるのでしょうか?
また、自宅で野菜ジュースを作るのとは何か違うのでしょうか?
手作りの野菜ジュースと市販の野菜ジュースの違いは?
市販の野菜ジュースのパッケージを見ると「濃縮還元」と書かれています。
濃縮還元とは、一度野菜の水分を飛ばしてから、再び水を足す製法のことです。
また、殺菌のために加熱処理されています。
そのため、熱に弱い栄養は壊れてしまいますので、ビタミンCや酵素などはかなり少なくなってしまいます。
(ただし、ビタミンCを後から加えている商品もあります。その場合はパッケージに記載されています。)
酵素は糖の分解を緩やかにするはたらきがありますので、この酵素が壊れてしまうと野菜ジュースを飲んだときに血糖値が急激に上げってしまう可能性もありますので少し注意した方がよさそうです。
食物繊維も、減っちゃう…
また、食物繊維は「不溶性」と「水溶性」があります。
市販の野菜ジュースは飲みやすくするために、「不溶性」の食物繊維は取り除いていますので、食物繊維も激減しています。
食物繊維と言えば、
- 血中コレステロール値を下げたり
- 食後の血糖値の急上昇を抑えてくれたり
- 便秘を防いでくれたり
するものですね。
ただ、市販の野菜ジュースでも栄養が壊れることなく摂取できるものもあります。
それは、ビタミンA、βカロチン、ビタミンB、カリウム、ビタミンEなどです。
つまり、まとめると…
以上をまとめると、「市販の野菜ジュースに全く栄養がないわけではありませんが、やはり手作りで作った野菜ジュースの方が栄養を十分にとることができる」となります。
でも、野菜ジュースを自宅で手作りで作るときに、水洗いしかしていない野菜を使うのは止めましょうね!
その理由は…以下の記事でご紹介しています。
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