突然ですが、あなたはどこで野菜を買っていますか?
スーパーでしょうか、八百屋でしょうか、それとも宅配サービスを使っていますか?
実は同じ野菜でも、売られている場所によって「野菜がお店に並ぶまでのルート」「農薬の使用量」や「野菜の新鮮度」は、まるで違うって知っていましたか?
私は…知りませんでした(;’∀’)
意外と近くに、自分が一番欲しい野菜を買える場所があるかもしれません。
この記事で、それぞれの違いなどをご紹介しますね!
目次
八百屋さんの野菜って、どれくらい新鮮?
八百屋さんの店頭に野菜が並ぶまでには、実は色々なルートをたどっているんです。
まず、農家さんが野菜を収穫したら、大きさを揃えたり傷ものがないかなどを選別して、袋や段ボールに詰めて荷造りを行います。
出荷の準備が整ったら、農協などの集荷場に野菜を持っていきます。
集荷場に集められた野菜は、大きさや糖度別に分けられたり残留農薬のチェックが行われます。
その後、野菜は卸売市場に運ばれ、翌朝セリにかけられます。
セリに参加した仲卸業者から野菜を買い取り、ようやく八百屋さんの店頭にやってくるんです。
仲卸業者が買い取った後に、保冷庫で1日くらい保管することもあるので、収穫してから店頭に並ぶまでには2日くらいかかってしまう計算になります。
八百屋さんだけでなく、スーパーや百貨店に並ぶ野菜も、基本的にはこれと同じルートをたどっています。
八百屋さんで野菜を買うメリットは?
新鮮さでいうと直売所や道の駅には負けてしまいますが、八百屋さんは野菜のプロです。
出来るだけ新鮮で質が良い野菜を目利きして選んでいますので、大手のスーパーよりも良いものが並んでいる可能性が高いです。
旬の野菜をよく知っていますので、美味しい食べ方を教えてくれたりもします。
スーパーの野菜は、冷蔵されているのを買ってきたらすぐにしなびてしまった、なんてこともよくありますが、八百屋さんでは基本的に常温で売っているので、新鮮かどうかが比較的分かりやすいです。
その分野菜が劣化しやすいので、ざるに1山でいくらといったまとめ売りが基本です。
八百屋さんとしてはその日のうちに売り切りたいので、運が良ければ値引きやおまけをしてくれたりもします。
ですから八百屋さんで買うメリットはたくさんありますね。
ただし、あくまで八百屋さんの力量しだいなので、店によって売っている野菜の質も全然違います。
良い八百屋さんの見極め方は、常に混んでいて人気のあるお店を選ぶことです。
商品の回転が早いので、鮮度の高い商品を買うことができますよ。
一方で、もし当日摂れた新鮮な野菜を食べたいなら、ここで野菜を買おう!
新鮮な野菜を買うなら、野菜の直売所や道の駅がおススメです。
これらの店では、市場などを通さずに農家さんが直接野菜を出荷しているので、その日収穫したばかりの野菜を買うことができます。
新鮮なトウモロコシは糖度が高いので生でも食べられますし、レタスも収穫したてのものは本当にみずみずしくシャキシャキとしていますよ。
他にも農協直営の店舗でも、当日収穫した野菜を手に入れられる可能性が高いです。
ただし、最近は「生産者の顔が見える野菜」に人気が高まっていますので、スーパーでも売り場の一角に、地元の農家が直接野菜を出荷するスペースを作る店が増えてきています。
近所に野菜の直売所がないという人も、スーパーならこうした売り場があるかもしれませんので、ぜひ利用してみてくださいね。
逆に、直売所や道の駅で野菜を買うデメリットって?
直売所や道の駅には、基本的にその時期に採れる旬の野菜しか並びません。
スーパーでは旬ではない野菜も普通に売られていますが、直売所や道の駅では買うことができません。
また市場に出せないような規格外の野菜が並んでいることもあります。
その代わり、スーパーではあまりお目にかかれない珍しい物が並んでいることもあり、掘り出し物を探す楽しみがあります。
でも、この問題はまだ可愛いもの。
当日とれた野菜が食べられるからこそ、心配な問題もあります。
実は農薬の使用量がきちんとチェックされていないこともある!?
道の駅などに野菜を出荷しているのは、その多くが小規模の農家さんです。
例えばお年寄りが、自分のできる範囲で野菜を育てて、道の駅に出荷するというようなケースが多くあります。
農業法人なども含め大規模な農家の場合は、大口の取引先があるため、農薬の使用量を厳しくチェックされています。
しかし個人の農家の場合、たまに抜き打ちチェックがあるだけで、大規模な農家に比べるとチェックが甘いんだそうです。
いくら新鮮だとしても、残留農薬がどれだけあるのかきちんと把握されていないことがあるため、必ずしも安全とは言い切れないんです。
一番安全な野菜は、どこで買える?
まず農薬の使用量に関してきちんとチェックが行われているかどうかで判断すると、農協を通したものが最も安全です。
農協では、農薬の使用量や残留農薬をしっかりチェックして、基準をクリアしたものだけを出荷しているからです。
その点を踏まえると、農協の直営店の野菜であれば、基準をクリアしていてかつ新鮮な野菜が買えるため、一番お買い得と言えます。
道の駅や直売所でも独自にチェックを行っているところもありますので、チェックさえしっかりしていれば安心して買うことができるでしょう。
新鮮さでは劣りますが、八百屋さんやスーパーに並んでいる野菜は、必ず農協のチェックを通しているものなので、こちらも安全性については問題ありません。
いずれにしても残留農薬について心配な場合は、お店の人に聞いてみるのが一番ですね。
もし、農薬が気になるなら…
「それでもやっぱり、新鮮な野菜を食べたい!」
「スーパーの野菜でも、農薬が気になる!」
そう思う場合には、私も使っている「ベジセーフ」というスプレーを使ってみてください。
写真のように、ドロドロと農薬や汚れなどが落ちますよ(;゚Д゚)
ちなみにこのスプレー、
- サルモネラ菌、大腸菌などのウイルスや食中毒菌も30秒で死滅出来る
- 放射性物質を除去できる
- 水洗いと違って、野菜の栄養を落とさない
- 野菜が長持ちする
という特徴もあります。